culturaambiental

当サイトについて

当サイトでは生物の分類についてまとめています。
また、様々な動物の特徴や生態についても掲載しています。
当サイトは個人が運営するサイトです。会社及び関係企業・組織・人とは一切関係ありません。
当ホームページの情報の合法性、正確性、最新性、適切性などその内容については
一切保証しておりませんので、予めご了承ください。(2011/05/11)

動物とは

生物を動物と植物に二分する分類法は古くから存在しており、アリストテレスは感覚と運動能力の有無によりこれら2つの分類を試みています。 18世紀の生物学者リンネは、感覚をもたない植物界と、感覚と移動能力をもち従属栄養的である動物界とに、生物を2分しました。 明治時代以前の日本では、土、草、虫、魚、獣として無生物を含めた諸物を平等に収集・編集する本草学が主流であり、 動物という概念は存在しませんでした。生物を動物と植物に2分する分類は、西欧の学問が流入してから普及したそうです。 2界説の下では、動物には下記の各群以外に、原生動物を単細胞の動物と位置づけていました。生物学の進歩により、現在では、 動物か植物かのみで生物を分類するのは一般的ではなく、さまざまな分類法が提案されています。それらに従えば、真正細菌、 古細菌、原生生物、菌類など、動物にも植物にも分類されない生物も数多く存在し、動物界はそのようないくつもの系統の内の 一つと見なされます。

動物の分類

分類法には、背骨をもつ動物(脊椎動物)ともたない動物(無脊椎動物)とに分ける2分法が存在します。

脊椎動物

脊椎動物は、現在主流の説では脊索動物門に属するとされ、脊索と置き換わった脊椎をもちます。 魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類といった人間にとって類縁関係が近く、なじみの深い生物によって構成されているグループです。 脊椎動物の特徴は、多数の椎骨がつながった脊椎、脳と脊髄(あわせて中枢神経)をもち、それぞれは頭蓋骨と脊椎に守られています。 また、ヘモグロビンを含む血液を持ち、少なくとも一つの半規管を持っています。 脊椎動物には大型の種が多く、魚類の幼生には1mm以下のものもありますが、成熟時の体長としては最小のものでも6~8mm程度になります。 このため多くの動物門にある間隙性生物が存在しません。

無脊椎動物

無脊椎動物は、背骨あるいは脊椎を持たない動物をまとめて指すもので、ジャン=バティスト・ラマルクが命名しました。 詳しく言えば無顎類、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類以外の動物。また、より日常的な言い方をするなら、獣、鳥、両生爬虫類、 そして魚を除いた動物で、日本でかつて「蟲」と呼ばれたもののうち両生爬虫類を除いたすべてのものと言ってもよく、 ホヤ、カニ、昆虫、貝類、イカ、線虫その他諸々の動物が含まれます。

真正後生動物

真正後生動物は、後生動物から海綿動物を除いた動物の分類群で、単系統群です。エディアカラ紀初期から現在まで生存しています。 特徴としては、胚葉によって作られる真の組織があり、胚が原腸胚期を経ることが挙げられます。普通は少なくとも有櫛動物、 刺胞動物と左右相称動物を含めます。一部の系統学者は、海綿動物と真正後生動物は単細胞生物から別に進化したと想像しています。

左右相称動物

左右相称動物は、海綿動物と刺胞動物を除く大部分の後生動物からなる動物の分類群です。大部分の種類は、体が3つの胚葉からなります。 ほとんどのものが左右相称またはほぼ相称です。例外は棘皮動物で、成体は放射相称ですが、幼生は左右相称です。 多くの左右相称動物には体内の空隙、すなわち体腔があります。かつては無体腔動物は別の系統と考えられましたが、 現在では無体腔動物の主要な門では、体腔が二次的になくなったと考えられています。体腔が初期から存在した証拠としては、 知られている最古の左右相称動物であるベルナニマルキュラが空隙のような構造を持っていたらしいことがあげられています。 左右相称動物は、少なくとも2つの上門、新口動物と旧口動物に分けられます。これらの間には、胚発生のしかたなど、 多くの違いがあり、特に、最初の開口部が旧口動物では口に、新口動物では肛門になります。 さらに現在、旧口動物を少なくとも2つの上門、脱皮動物と冠輪動物に分ける説が有力です。また旧口動物のもう1つの上門 Platyzoaを 認める説がありますが、これも冠輪動物に含める説もあります。

旧口動物

旧口動物は、初期胚に形成された原口がそのまま口となって発生する動物のこと。原口動物・先口動物・前口動物ともいいます。 扁形動物・輪形動物・腹毛動物・環形動物・軟体動物・節足動物など、多くの動物門が含まれます。 刺胞動物などの2胚葉性動物は含ません。また、真体腔性の動物についてのみ言われることもあるようです。 旧口動物に属する生物群の中で、例外的に原腸が肛門になる発生様式を持つものもありまsが、その場合は分類が優先されるそうです。 触手冠動物は、旧口動物であるか新口動物であるかについて、意見の対立があります。しかし最近の分子系統解析の結果では 旧口動物群に含まれるという説が有力です。また、発生様式からは新口動物に含まれる毛顎動物門も、分子系統解析からは 旧口動物に含まれるという説が有力です。その場合の「旧口動物」という名称は、発生様式と言うより、分類群に対しての ラベルという意味合いが強いようです。ヘッケル派の体系では、旧口動物は、螺旋卵割であり、裂体腔をもちます。

新口動物

新口動物とは、原口が口にならず、肛門となり、口は別に形成される動物のこと。後口動物ともいいます。 語義からは毛顎動物門・棘皮動物門・半索動物門・脊索動物門などが含まれますが、 毛顎動物門については異説があり、狭義の新口動物として、棘皮動物門・半索動物門・脊索動物門のみを意味する場合があります。 なお、これらの中に原口が口になる生物も含まれますが、その場合も系統を優先して新口動物とみなします。 最近、珍渦虫の遺伝子解析の結果から、これが新口動物に属する独立門とわかり、珍渦虫動物門が含まれることになりました。 触手冠動物は、原口の発生からは旧口動物になりますが、系統的に旧口動物と新口動物とのどちらに近いかについて、 意見の対立があるようです。新口動物と触手冠動物をまとめて Radialiaを認める説もあります。 最近の分子系統解析では、触手冠動物は旧口動物に含まれる説が有力になっています。

冠輪動物

冠輪動物は旧口動物の大きな系統群の一つです。主として18SリボソームRNA遺伝子の系統樹に基づき設定されました。 形態・発生学的には、トロコフォア幼生を経るグループと、触手冠を持つグループを含みます。 トロコフォア幼生は中央部の周囲に2列の繊毛を持ちます。かつては環形動物と、体節を持つ点で似てはいますがトロコフォア幼生には ならない節足動物がともに担輪動物として扱われました。しかしこれらは異なる点が多く、節足動物は現在、別系統の脱皮動物に 含められています。触手冠は、繊毛のある触手が口の周りを取り巻く構造です。これを持つ触手冠動物は、胚発生過程で放射状卵割を 行う点でも特異で、一部の研究者はこれを新口動物と考えていました。しかしRNA系統樹により担輪動物と共通のグループとされたものです。 各動物門間の関係は完全に確定したわけではありませんが、触手冠動物と担輪動物のどちらも単系統群ではないと考えられています。

脱皮動物

脱皮動物は旧口動物の一群で、節足動物、線形動物その他の動物門を含みます。形態的には外骨格を持ち脱皮を行うという共通点を 持っていて、、古く形態学的特徴から設定されたEcdysozoaにほぼ相当します。最も重要な共通点は3重のクチクラで、 これが生長につれて定期的に脱皮されます。運動のための繊毛は持たず、精子はアメーバ状で、胚は一般の旧口動物の特徴とされる らせん卵割を行いません。そのほかにもいくつかの共通の性質が見られます。